7月28日・29日
夏の太陽がじりじりと照りつける中、ジュニア・アクト・クラブ2019を開催しました。
今年のジュニア・アクト・クラブは美唄雪んこまつりやびばい歌舞裸などお祭りの会場でも使われる美唄中央公園を、日ごろの感謝をこめてリメイク。
一日目は市内の塗装屋さんにご協力いただき、遊具の塗装を行いました。
道具の名前や使い方などの説明を受けご指導いただきながら、遊具を思い思いの色に塗りあげました。
実際に普段から自分たちが遊んでいるものを塗る体験をすることで、途中であきらめてはいけないという根気強さや思い通りに塗ることができた達成感を味わえたのではないかと思います。
二日目は噴水の中に入り、水を流しながらデッキブラシで汚れをこすりました。
仕上げに高圧洗浄機で汚れを落とす作業を見学し、清掃の大変さを学び、噴水の中にごみを絶対捨てないと心に誓いました。
また、噴水横のベンチを作り直す作業も行いました。
大工さんに手ほどきを受けながら、既存のベンチを取り外し、新しい板を切って穴をあけて色を塗って付け替える作業を体験。
板と板の間にはみんなの手形をつけ、今日という日の思い出を遺しました。
そのほか、大小さまざまな板を工夫し、思い思いの作品も同時に作り上げました。設計図もなく想像力と創造力のみで作成。
大人顔負けのテーブルや棚を作り得意げな表情をしていたのが印象深かったです。
また、二日間を通してグループワークを行い、ただ作業をするだけではなく班員のことをよく見て、考えて、行動に移すことを学びました。
JACに参加する前に事前自己分析を行い自らの中にJACの基軸である「協力する心」「頑張る心」「感謝する心」「創造する心」「規律の心」がどのくらいあるのかを知り、JACを通してどの心を成長させたいかを決めました。その心を成長させるためにどんな努力をするかを考え、また班員はどんな努力をするのかを発表し合い、全員が達成できるように互いに協力し合うグループワークとなりました。
そして、JACの最後には改めて自己分析を行いどのくらい成長したかを確かめました。多くの子どもたちがすべての心を成長させることができより充実した事業ができたのではないかと思います。
この事業を通してJACの基軸である5つの心を成長させたほか、普段体験することのない職種に触れ合うことができました。最近ではユーチューバ―になりたいという子が多いと聞きます。自分の作ったもので誰かに楽しんでもらいたいという点では、公園という楽しい空間を作って人を楽しませる・面白い動画を作って人を楽しませる、原点は同じだと思います。今回を機に視野を広げ将来を考えるきっかけになればと思います。
また、普段利用する公園に自ら手を加えることができたことで、より一層中央公園に愛着を持つことができたと思います。
いくつになっても故郷は大切なところです。好きがたくさんあるとより故郷が大切に思えるのではないでしょうか。
今回の事業を通じて、子どもたちの中で「好き」が増えてこの先も美唄を大切に想い続けてくれることを願います。